2015年01月26日

紅葉の名所として有名な南禅寺の塔頭 - 天授庵



天授庵は細川幽斎によって再興された南禅寺の塔頭です。
塔頭とは「たっちゅう」と読み、大寺・名刹に寄り添って建てられた塔・庵・小院などのことを示します。
多くの塔頭には祖師や高僧が祀られており、天授庵には南禅寺を開山した無関普門禅師が祀られています。
なお、天授庵を再興した細川幽斎は、調べてみると剣術・弓術・遊泳術・和歌・茶道・連歌・蹴鞠・囲碁・料理・猿楽など非常に多才で、日本のレオナルドダヴィンチのような人物だったようですね。

天授庵は美しい紅葉で有名で、紅葉シーズンには夜にライトアップも行われます。
今回は冬の訪問となりましたが、オフシーズンということもあり境内を独り占めすることができました。
庭園は、入口を入ってすぐの東庭が枯山水庭園、奥の南庭が池泉回遊式庭園という構成になっています。

●本堂

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●本堂前庭(東庭)

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●書院南庭

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2015年01月20日

複数の時代が同居する京都でも異彩を放つ観光スポット - 南禅寺

哲学の道を南に下っていくと、最終的に「南禅寺」に至ります。
南禅寺へはバスの他、京都市営地下鉄・東西線の蹴上駅からもアクセスが良いです。
広大な境内には様々な付属施設があり、その中で今回は「天授庵」を訪れました。
この天授庵に関しては、また別記事で紹介したいと思います。
国宝の方丈は今回時間の関係で訪れることができませんでしたが、次回は是非拝観してみたいと思います。



●三門
三門(または山門)は正式には「三解脱門」の略のようですね。
仏教で言うところの空門・無相門・無願門という三境地を経て仏国土に至る門を表すようです。
南禅寺の三門は拝観が可能であり、三門の上には何人か観光客の姿も見えました。

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●法堂
講堂に相当する建物です。
Wikipediaを見ると、法堂は1895年にこたつの火の不始末で焼失したとあり、現在の建物は1909年に建てられたもののようですね。

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●水路閣
南禅寺境内を歩いていると、突然異国に来たかのように水道橋(水路閣)が姿を現します。
この水路閣は琵琶湖から京都市内へ水を引いてくるために1888年に建てられたもので、下の写真のように今でも水が流れています。
この水路閣は今では南禅寺のシンボルとなっており、テレビなどでもよく取り上げられます。
多くの観光客が橋脚の穴を通して写真を撮ろうとしており、皆ときどき穴から顔を出しシャッターチャンスを伺っていましたが、穴の向こうに人がいなくなるチャンスはなかなか巡ってきませんでした。

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なお、明治時代に行われた琵琶湖疎水事業は当時の一大事業だったようで、南禅寺周辺ではこれに関わる施設もいくつか見ることができます。
その1つが、南禅寺から蹴上駅の間で見ることのできるインクライン(傾斜鉄道)です。
当時は疎水ができたことで船による水運が発展しました。
蹴上舟溜と南禅寺舟溜は高低差が大きかったため、鉄道の台車に船ごと載せて運搬していました。
そのインクラインの線路は史跡として下の写真のように保存されています。

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このインクラインの動力を供給したのが蹴上発電所です。
蹴上発電所は日本初の事業用の水力発電所で、この旧建屋は現在使われていませんが、別建屋で今でも発電を続けています。
この蹴上発電所は蹴上駅のすぐ近くで見ることができます。

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琵琶湖疏水記念館では、このような琵琶湖疎水の歴史を詳しく知ることができます。
入館無料ですので、お時間のある方は是非訪れてみてください。
下は以前秋に訪れたときの琵琶湖疏水記念館からの写真です。

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京都には、このように近代の遺構も数多く残っています。
京都に訪れた際には、日本近代史にスポットを当ててみるのも面白いのではないでしょうか?



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2015年01月17日

「黒谷さん」で親しまれる浄土宗の大本山 - 金戒光明寺




真如堂の隣には「金戒光明寺」という大きな寺院があります。
金戒光明寺は法然上人によって開かれました。
法然上人は滋賀県の比叡山の黒谷にある「青龍寺」に降りた後、京都の岡崎で草庵を結び、これが金戒光明寺の始まりです。
このことから比叡山・黒谷の青龍寺を「元黒谷」、京都・岡崎の金戒光明寺を「新黒谷」と呼ぶようになり、現在では金戒光明寺は通称「黒谷さん」として親しまれています。
詳しくは金戒光明寺のサイトWikipediaをご覧ください。

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金戒光明寺には様々な見所がありますが、その1つが2011年のNHK大河ドラマ「江〜姫たちの戦国〜」でも話題になった江戸幕府2代将軍の徳川秀忠の正室である江の供養塔です↓

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境内の東側は小高くなっており、そこには国の重要文化財でもある三重塔「文殊塔」があります。
この三重塔は徳川秀忠の菩薩を弔うために建立され、ここから西側を眺めると京都の街並を一望できます。

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個人的に金戒光明寺で一番印象に残っているのが、こちらの仏様です↓

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見ての通りアフロの仏様です。
三重塔に向かう東向きの階段の一番下あたりにいらっしゃいます。
正式名称は「五劫思惟阿弥陀仏像」と言い、長い間髪を切ることもなく坐禅・思惟し続けた阿弥陀如来のお姿です。
「五劫思惟阿弥陀仏像」で画像検索すると全国のアフロの仏様の写真が出てくるので、よかったら見てみてください。

なお、金戒光明寺を南に降りると、この地域の地名を冠した「岡崎神社」があります。
こちらも是非お参りください。

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